【ルイヴィトン】ルイ・ヴィトン 2019春夏メンズコレクション、ヴァージル・アブロー初ショーは歩んできた道を重ねて

ルイヴィトン

ルイヴィトン(LOUIS VUITTON)は、ヴァージルアブローが初めて手掛ける2019年春夏メンズコレクションを、日本時間の2018年6月21日(木)に発表した会場はフランスパリの王宮パレロワイヤル先が見えぬほどの長いランウェイは、虹色に彩られていたヴィトンショルダーバッグコピー

『オズの魔法使い』と自らの人生と重ねた初シーズン

ルイヴィトン 2019春夏メンズコレクション、ヴァージルアブロー初ショーは歩んできた道を重ねて|写真1

『オズの魔法使い』は、主人公の少女ドロシーが不思議な国に迷い込み、オズ、そして西の魔女に会うため、ブリキの木こり、ライオン、かかしを仲間にして冒険する物語ヴァージルは、国境や人種を越えて自身がファッションの道を歩んできた経歴、そして自分がこれまで生きてきた人生の中で出会った大切な人達をその物語に重ね合わせたという

だからこそ、今回のショーには、彼の才能をいち早く見抜いた恩師であり親友カニエウェストをはじめ、リアーナ、村上隆らの“仲間”、さらにはルイヴィトンの社員、大学生などファッション従事者以外の人たちも集まり、彼の大舞台を温かく見守ったのだ

メゾンのラグジュアリーをヴァージル色に染める

ルイヴィトン 2019春夏メンズコレクション、ヴァージルアブロー初ショーは歩んできた道を重ねて|写真38

ヴァージルのルイヴィトンは、彼のルーツであるストリートをラグジュアリーに解釈したものだったモノグラムの型押しレザーからなるポケットを配置したミリタリーベスト、薄くやわらかなレザーを用いたオープンカラーシャツやプルオーバー、オールクロコダイルのトレンチコートやショートパンツ、肌にそっと寄り添うように柔らかなニットメゾンならではのラグジュアリーな素材を用いて、気品あるストリートアイテムを構築していく

ルイヴィトン 2019春夏メンズコレクション、ヴァージルアブロー初ショーは歩んできた道を重ねて|写真55

また、クチュールライクな技巧的刺繍の数々も登場しているヴィトンコピー通販花柄のブルゾンは、バックに描いた女の子の絵まですべてビーズ刺繍で埋め尽くしていて、遠くで見ればまるでプリントのように精緻な作り赤いスポーツジャケットは、背中にジッパーが配されていて、そこを全開でスタイリング提案あなのあいた背中からは、ブルゾン同様に精緻な刺繍で完成した“LV”マークが覗いている

ルイヴィトン 2019春夏メンズコレクション、ヴァージルアブロー初ショーは歩んできた道を重ねて|写真43

小物類も豊富で、メゾンの伝統になぞらえたトランクケースはもちろん、PVC素材のボストンバッグやサイズ違いのミニバッグを配したボディバッグなどをカラフルに提案また、最も象徴的なブラウンのモノグラムは、光を反射するようなネオンカラーを指し色にした

そして、シューズでも大いに楽しませてくれる初シーズンハイカットからローカットまでのラインナップが揃うスニーカー、そしてタン部分をナイロン素材に切り替えてネオンイエローのシューレースを配置したスポーティーなドレスシューズなどを展開している

ルイヴィトン 2019春夏メンズコレクション、ヴァージルアブロー初ショーは歩んできた道を重ねて|写真34

カラーパレットは多彩ランウェイ序盤は色のないオールホワイトだが、進んでいくことにあらゆる色を“仲間”にしていったこれは会場が虹色で構成されていたことも含め、多様性を表現したからだきっと、今シーズンのヴァージルの想いを示す最も重要な表現と言っていいだろう

カニエウェストとともに涙

ショー終了後、ヴァージルが観客の声に応えながら、長い長い虹色のランウェイをゆっくりと歩いたそしてフロントロウにいたカニエウェストを見つけると、駆け寄り熱い抱擁を交わした人種や経歴などのこれまでの自身の葛藤を乗り越え、そして完全にやり遂げたと実感したその時、彼の目には涙があった